仙台で解消する体の歪み:健康への一歩

人はどのようにして体を支えているの?

人体は骨格と筋肉の協調によってバランスを保ち、特に背骨(脊椎)と骨盤が重要な役割を果たしています。

背骨は柔軟なS字形のカーブをしており、これにより上半身の重みが均等に分散され、筋肉への負担が軽減されます。一方、骨盤は上半身と下半身を繋ぐ核となる部分であり、内臓や生殖器の保護にも寄与しています。

姿勢の悪さや日常生活の習慣によって背骨や骨盤の位置がずれると、身体の歪みが生じ、筋肉のこりや痛み、内臓機能の問題に繋がり、全体的な健康に影響を与えることになります。

体のゆがみの原因

身体はなぜ歪んでしまうのかというと、重力という常に無意識的に身体にかかっている自然の力に、逆らってしまっているからです。重力とは、地球に引き寄せられる力です。
地球に対して真っ直ぐの姿勢で、身体のどこにも過度にストレスがかかることがなければ、身体にかかる重力も少なくて済みます。しかし、不良姿勢であることで重力のかかる範囲が強くなります。そうすることで重力に抵抗して身体を支えなければいけなくなるので、筋肉が過度に緊張することになります。

筋肉が過度に緊張することによって、関節の遊びを無くしてしまったり、同じ姿勢が続くことで筋肉が固まって伸びなくなってしまい柔軟性が低下したり、筋肉が収縮することで血管や神経を圧迫してしまう要因へと繋がってきます。
身体に当たり前にかかっている重力というストレスを、いかに身体にかからないようにするかが、そもそも歪みを発生させないポイントになります。

また、歪んだ身体で、不良姿勢や身体の使い方のクセ、自分の体質に合っていない日常動作をすることによって、更に身体は複雑的に歪み、滞りを発生させてしまいます。

このような身体の歪みに繋がる原因には、以下のようなものがあります。

不適切な姿勢の影響

背骨と骨盤は、僧帽筋、腹横筋、大殿筋などの筋肉群によって支えられ、身体の動作に応じてこれらの筋肉が緩んだり縮んだりすることで骨格を正しい位置に保ちます。しかし、これらの筋肉に過度の負担がかかったり、筋力が低下したりすると、背骨や骨盤の位置が傾き、体の歪みや様々な不調が生じます。

猫背や反り腰などの姿勢の問題
長時間脚を組む姿勢
頭を前に傾けるスマートフォンの使い過ぎ

長時間同じ姿勢を続けることの影響

不適切な姿勢、特に猫背や反り腰、脚を組む習慣は、身体のバランスを崩しやすいです。さらに、デスクワークや長時間の運転など、一定の姿勢を長時間続けることも、背骨や骨盤にストレスを与え、歪みの原因となります。

デスクワークや長時間の運転による姿勢の固定
長時間同一姿勢でテレビを見る、読書をするなどの活動

特定の筋肉の過剰な使用

日常の動作において、片方の肩にバッグをかけ続けるような行為は、筋肉の偏りを生じさせ、身体のバランスを崩す原因になります。

加えて、運動不足による筋肉量の減少や筋力の低下は、骨格を支える力が弱くなり、歪みを招くことがあります。

片側の肩にバッグをかけ続けることによる筋肉の偏り
片方の手で重い物を持ち続ける動作の繰り返し

運動不足による影響

運動不足による影響は、単に筋肉量の減少や筋力低下だけとは限りません。現代は脳作業が増え、肉体活動が減っていますから、ストレスや頭を使っての疲労はありますが、肉体の疲労が少ないが為に自律神経の乱れにも繋がってしまいます。
また、筋肉が動かないことによって血液循環が悪くなったり、むくみに繋がってしまった、筋肉を動かす神経系の機能が低下し、分かっていても思い通りに動かない身体となってしまいます。そうすると、転倒した時に大怪我に繋がることもあります。

定期的な運動不足による筋肉量の減少
血行不良による末端冷え性
下肢のむくみ

ストレスが引き起こす身体への影響

ストレスが体に及ぼす影響は多岐にわたり、筋肉の過緊張などに影響を与えます。ストレスは自律神経のバランスを乱し、筋肉の過緊張を引き起こすことで、力みが抜けない身体となります。この結果、休んでも疲れが取れない、マッサージを受けてもその時しか身体が弛まない、などの可能性が高まります。

また、ストレスによる自律神経の乱れは、血液循環を滞らせます。そうすると、筋肉や組織への酸素と栄養素の供給が不十分になり、凝りや痛みが生じやすくなります。長期間のストレスは、疲労感の増加、集中力の低下、睡眠障害などを引き起こすこともあり、これらはさらに体の不調を悪化させる可能性があります。

ストレスによるこれらの身体への影響を軽減するためには、定期的なリラクゼーション、適切な休息、適度な運動、ストレスマネジメント技術の習得が効果的です。これにより、心身のバランスを保ち、ストレスによる悪影響から身体を守ることができます。

長期的なストレスによる自律神経のバランスの崩れ
ストレスによる血液循環の悪化と筋肉の硬直

これらの要因によって引き起こされる身体の歪みは、全身の健康に様々な影響を及ぼし、日常生活における快適さにも影響を与えることがあります。適切な姿勢を保つこと、定期的な運動、ストレス管理などが、これらの問題を予防し、改善するための鍵となります。

体のゆがみは自分で治せるのか

体の歪みは、適切な姿勢の維持や筋肉のケア・トレーニングによって改善することができます。以下のような方法で、健康的な体を育てることが可能です。

  • 体幹筋の強化: 健康な姿勢を維持するためには、腹横筋や背筋といった体幹の筋肉が重要です。これらの筋肉を強化するためのピラティスや筋力トレーニングを実践することで、筋肉のバランスを改善し、姿勢を支えることができます。
  • 筋肉と関節の柔軟性の維持: 筋肉が硬くなると、凝りや痛みや関節の動きの制限の原因となります。特に背骨周りの柔軟性は重要で、自律神経の乱れにも繋がります。また、股関節周りの柔軟性が低下することで、膝の痛みや腰痛を引き起こす要因にもなります。ストレッチにより、これらの部位の柔軟性を保つことが可能です。
  • 日常動作での筋肉の使い方を意識する: 物を持ち上げる、立つ、座るなどの日常動作を行う際にも、正しい動き方を意識することが大切です。これにより、身体への負担を軽減し、不意な怪我やぎっくり腰などを防ぎます。

これらのアプローチを実生活に取り入れやすくするために、姿勢改善や体幹強化のピラティスや柔軟性向上の為のストレッチを定期的に行うことが有効です。

自宅で歪みが取れるバランスストレッチ 【1日3回】

歪みを整える簡単エクササイズは、背筋を伸ばすストレッチです。このストレッチは、日常生活で手を肩より上に挙げることが極めて少ない方(1日10回未満)に推奨しております。背筋を伸ばし、肩周りの血行を改善することはもちろんですが、両手を頭の上に最大に伸ばすことによって、腹部周りの筋肉にも刺激を入れます。座りながらでも良いですが、立位で行うことをオススメしています。以下の手順で行いますので、ぜひ生活に取り入れてみて下さい。

STEP
両手を組み、頭上に挙げ、背筋を伸ばす

足を腰幅に開き、両手を頭上に挙げます。この時、両手を最大に真上に伸ばすことで自然とお腹が凹みます。その状態を10秒キープしましょう。

STEP
そのまま、つま先立ちをする

かかとを床から持ち上げ、つま先立ちになります。全身を天に向かって伸ばしましょう。その状態を5〜10秒キープします。

STEP
踵から頭に衝撃が抜けるように、踵を落とす

最大に伸ばした状態から、一気に踵を床に落とします。この時、挙げていた両手も一気に脱力しましょう。踵から頭に、力が抜けるようにすると身体の軸が整います。

このストレッチは、身体に偏ってかかっていた重力、圧力を整え、固まっていた筋肉への血流を促進してくれます。頭を洗う時やドライヤーくらいにしか頭の上へ手を挙げる機会が少なくなっている方には、特に背伸び運動は重要となります。定期的に行うことで、凝りや痛みの予防へと繋がります。

本格的に歪みを取りたい方はヒミツキチへ

当店での施術では、一人一人の身体が持つ特性や体質に合わせて、重心の位置を見つけ、身体にかかっている無駄な力みを解消させていただきます。

ご自分に合った身体の使い方や立ち方、座り方を理解することで、日常的なお身体の負担を取り除いていくお手伝いをさせていただきます。